事業責任者に、10年後を自分ごととして考えてもらう
臼井:ただし、自己否定は難しいという現実もあります。既存の事業でしっかりと収益を上げて、目の前の一次顧客の声に耳を傾けていればいるほど、なぜか自分たちは変わらなくても大丈夫だと考えてしまうものです。しかし、10年もあれば、TeslaやUberやメルカリが起こしたような変化がいくつも社会に訪れます。
私たちの仕事は、そうした人たちに「このままでは自分の事業はまずい」と自覚してもらい、次の世代を自分事として捉えてもらうことです。ですので、すでに自分事として考えてくれている若いメンバーをチームに入れるのは重要です。