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再現性のあるイノベーション経営の型

旭化成が実践した組織へのマーケティング実装──イノベーションにおけるマーケターの“本来の役割”とは?

【第2回・前編】ゲスト:旭化成株式会社 顧問 田村敏氏

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再現性あるイノベーションには「本来の意味でのマーケター」が必要

仙石:日本でそうした産業構造が根付いた理由とは何だとお考えですか。

田村:日本の産業構造が必ずしもイノベーションに不向きだというわけではなく、“時代に合わなくなった”側面が大きいのだと思います。日本はその国民性を含め、ヒエラルキーを形成して分業体制で効率的にビジネスを回すのが得意でした。かつて、それは「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という成功モデルだったわけですが、やがてそれを超えるモデルを各国が作り出していき、相対的に日本が遅れをとるようになったのではないかと。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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