連載:事業企画の現場で使う、ツールTips
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ビジネスモデルデザイナーに必要な「鳥の目、虫の目、魚の目」という3つの視点
9月より、Biz/Zine主催のワークショップ「ビジネスモデルデザイン講座」を担当させていただくビジネスイノベーションハブの白井です。ワークショップ開催にさきがけて、ビジネスモデルデザイン講座の概要について前後編にわけて、少しお話しさせていただければと思います。
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虫の目で「顧客が成し遂げようとしているジョブ」を観察する方法とは?
9月より、Biz/Zine主催のワークショップ「ビジネスモデルデザイン講座」を担当させていただくビジネスイノベーションハブの白井です。前回は、ワークショップ前半(午前)の内容についてお話しさせていただきましたが、今回はワークショップ後半(午後)の内容を少しご紹介させていただきます。ここでは、虫の目でビジネスモデルをのぞき込むために有効な2つのツールを活用していきます。
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もし、トイレットペーパーのサブスクリプションサービスを始めるとしたら?
こんにちは、ビジネスイノベーションハブの白井です。本年9月よりスタートさせていただきましたビジネスモデルデザイン講座[基礎編]に続き、講座続編の実施も検討しています。続編の内容に関係する理論に関して、2回に分けてご紹介させていただきたいと思います。既に一度実施した講座(基礎編)が「デザイアビリティ(顧客が本当に望んでいる価値を提供しているか?)」に焦点を当てるものであるとすれば、今回ご紹介する続編は「バイアビリティ(ビジネスモデルを成長させていくために必要な利益を得ることができるのか?)」とい...
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ビジネスをデザインする時代の到来――最初のアイデアと“恋に落ちない”ために
2013年1月から2014年5月まで、「ビジネスモデルアーキテクト養成講座」というタイトルで長期連載をさせていただきました。今回は、その後の一連のワークショップ、自身のスタートアップ経験、多くの人々との交流から得た知見を通じ、「事業企画の現場で使える、ツールTips」というタイトルで、より実践的なビジネスモデルデザインに役立つ各種ツールの活用方法に関してお伝えしていきます。
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キャンバスを描くだけでは事業モデルはできない―「ビジネス要素の関係性」と「ストーリーテリング」
前回は、ビジネスモデルとビジネスプランの違いについて触れました。新しい事業を企画する際、ビジネスモデルのデザインを必要とするか否かは、2つのシンプルな質問に答えることによって分かります。それは、➀既に市場に存在するプロダクトやサービスと類似するものを提供しようとするのか、②事業を継続するに十分な潜在顧客の存在を把握しているか、です。両方の質問に対して自信をもって「イエス」と答えることができない場合は、ビジネスモデルのデザインに取り組むことをお薦めします。 今回ご紹介するツールは、多くの皆さ...
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“ドリル”に注目しても「顧客のジョブ」は掴めない-「顧客ジョブマップ」の理解と活用
新規事業が失敗する最も大きな原因は、ターゲットとする顧客が欲しくないモノを作ってしまうことにある、と言われています。ピーター・ドラッカーは、「事業の目的とは顧客の創造である」と言及しています。さて、今回は、顧客の真のニーズを知るための手掛かりとなるツール「顧客ジョブマップ」をご紹介しましょう。顧客ジョブマップは、先日来日したクリステンセン教授が推奨するジョブ理論をベースにした「成果指向型イノベーション(Outcome-Driven Innovation)」※1)という方法論で紹介されているツー...