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組織戦略としてのデザイン

ビジョンが“北極星”ではなく“舞台”である理由──他人ごとにならず、個人が役割を見い出せる条件とは?

【特別回・後編】ゲスト:株式会社グラグリッド 代表取締役/ビジョンデザイナー 三澤直加氏

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ビジョンに「役割」が見出せないから「他人ごと」になる

岩嵜:僕が本書を画期的だと思うポイントは「役割」というフレーズが頻出することなんです。例えば、先ほどの6つのステップにも「未来の自分たちの役割を見つける」という項目がありますよね。先ほどから三澤さんも「役割」と何度か口にしていますけど、「ミッション」などではなく「役割」というフレーズを選んだ理由はありますか。

三澤:これはかなり無意識でした。でも、「ミッション」だと絶対的なイメージがあって違和感がありました。それに対して「役割」は、文脈ごとに変わるものだし、それぞれの人が自発的に見つけて担うものじゃないですか。この、違いは大きいと思います。「役割」は言い換えると「存在意義」ということでもあると思う。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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