なぜ管理職が「罰ゲーム」になり、優秀な若手はスタートアップに行くのか
松田:もうひとつ、若手の人材については、プロフェッショナル志向が強いことに注意が必要です。手に職をつけたいとか、「私はこういう人になりたい」という意思がとても強いです。ですから企業の側もあまりジェネラリスト採用を打ち出さない方向になり、若者は職種で選ぶようになってきていますね。
田中:確かに。最近、サクセッションプランを熱心にやっている企業にお話を伺いました。エンゲージメントサーベイなんかも見せてもらったのですが、20代後半で「社長になりたい」という人はものすごく少なかったです。