将来のリスク×インパクト
今働いている会社の将来について、どのくらい考えたことがありますか。3年後には自分はまた異動だろうな、というごく近い将来よりもっと遠くの、たとえば50年後、100年後について考えることはあるでしょうか。主力事業が将来脅かされうる社会変化に対するリスクヘッジとして、新規事業プロジェクトを位置づけるという考え方があります。ここからは、「将来のリスク×それが起きたときにもたらすインパクト」についてご紹介します。
たとえば航空産業を考えてみましょう。将来の社会変化がもたらすリスクは何でしょうか。たとえば、荷物を航空機ではなくドローンが運ぶ未来。あるいは、酷暑や雷雨などの異常気象により離着陸作業に適した時間帯がほぼ存在しない未来、世界的な戦争によって飛べるエリアが極端に制限される未来。また、これは我々がコロナ禍に実感したことですが、Web会議で出張が代替される未来。