菱洋エレクトロは、企業向け生成AI導入サポートプログラム「RYOYO AI Techmate Program(リョーヨーAIテックメイトプログラム)」を発表した。
同プログラムは、NVIDIA AI Enterpriseの一部である NVIDIA NeMoを用いた開発・検証環境を整えた施設に加え、自然言語処理を使ったAI技術を強みとするレトリバと連携した人材育成・技術支援プログラムや企業マッチングなど「3本の柱」によって、製造業・医療・エネルギー業など各産業における生成AIの活用を支援するという。
RYOYO AI Techmate Programにおける3本の柱
①「RYOYO Test Lab」でのインフラストラクチャー検証
NVIDIA DGX H200システム上でNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームを利用した開発・検証環境や、ハンズオンでの支援を提供する生成AI検証センターRYOYO Test Labを開設。
RYOYO Test Labでは、Rancherによるコンテナ利用・運用プラットフォームの利用体験や、NVIDIA AI EnterpriseによりNVIDIA NeMoで、次世代の対話型AI実現に向けた大規模言語モデルの高度なカスタマイズを検証できる支援を行う。
②「RYOYO Techmate制度」によるパートナー企業とのマッチング
菱洋エレクトロが提携する、ソフトウェアからハードウェアまでさまざまなソリューションを提供するパートナーエコシステムRYOYO Techmate制度に加入するパートナーから、顧客の課題解決に最適な企業をマッチングする。
③導入フェーズに合わせた人材育成・技術支援プログラム
レトリバの支援プログラムを活用し、顧客の生成AI導入フェーズに合わせ、AIプロジェクト推進および技術開発の双方から人材の育成を支援。
技術的な課題だけでなく、企業競争力を高める活用方法やAI導入にあたっての組織構築など、AIプロジェクト推進のための人材育成・コンサルティング支援を行うという。
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