オープンイノベーションをブームで終わらせないための処方箋
オープンイノベーションは近年、画期的な新規事業開発アプローチとして、ブームとも呼べるほど日本企業において取り入れられてきました。しかし、取り組む企業が急増した一方で、そこから事業化に至り、成功事例と呼べるような事業が生まれているケースはまだまだ少ないのが実情です。
どこに問題があるのか。筆者は、近年注目されている「ベンチャークライアント」なども含めて、オープンイノベーションの手法論そのものに問題があるのではなく、取り組むスタンスやアプローチに真因があると考えています。