ジンズ（以下、JINS）は、生成AIを活用した多言語対応の対話型接客サービス「JINS AI（ジンズ エーアイ）」の実証実験の対象店舗を本格的に拡大する。

　「JINS AI」では、フレームとレンズの組み合わせが何通りにもおよぶメガネ選びにおいて、単なる定型回答を返すだけでなく、質問の意図を正確にくみ取り適切な回答を生成する。さらに、会話の文脈を理解し、前後のやり取りを踏まえて応対。顧客は商品画像を交えたAIとの対話を通じて、自身にとって最適なメガネや購入方法をスムーズに見つけられるという。また、スマートフォンから専用URLにアクセスするだけで誰でも気軽に利用できるとのことだ。

「JINS AI」による購買体験

1．アイウエアの効率的な選び方をサポート

　商品知識やサービス内容、顧客からのよくある質問などのデータを使い、メガネの買い方や用途に応じたレンズ選びまで幅広い疑問を解決する。

2．顔型や雰囲気に合うフレームやレンズを提案

　利用シーンやなりたい印象、顔型などから最適なフレームを瞬時に提案。スピーディーな提案で、店頭での商品比較をよりじっくり行える。

3．インバウンドの顧客にも多言語でスムーズに応対

　自社開発の生成AIが入力言語に対応した回答を生成。現段階で英語・中国語・韓国語での回答実績があり、店舗スタッフと会話するような感覚で、あらゆる顧客に寄り添う。

　なお、次の店舗で「JINS AI」の実証実験が始まっている（体験可能店舗は随時拡大予定）。

• 東京都：JINS ヨドバシAkiba店、JINS 浅草ROX店、JINS 銀座ロフト店、JINS 島忠ホームズ仙川店
• 神奈川県：JINS ららぽーと海老名店、JINS 横浜ジョイナス店
• 大阪府：JINS ルクア イーレ店、JINS LINKS UMEDA店、JINS なんばパークス店
• 兵庫県：JINS 三宮店

【関連記事】
・Summer、 “似合う服”を提案する「AIスタイリストディスプレイ」ローンチ　小売店の接客を高度化
・富士通、AIアバターがプレゼンや質疑応答対応を行う技術を開発　法人顧客向けにトライアル環境を提供
・ブレインパッド、PPIHの「店舗内商品AI検索サービス」開発を支援