2026年6月8日、エーザイのhhceco事業戦略部は、味の素が運営する新規事業創出プラットフォーム「INNOSEED by AJINOMOTO GROUP」において、「認知症・MCI(軽度認知障害)をとりまく社会課題解決」をテーマにした伴走支援を開始したと発表した。

日本では高齢化の進行に伴い、認知症およびMCIを抱える人々の増加が予想されている。これにより、当事者や家族、地域社会が直面する課題への対応や新たな支援策の模索が急務となっている。企業や産業を超えた共創による課題解決の重要性が高まる中、味の素は全社員を対象とした新規事業公募・選抜プログラムを展開し、生活者視点でのイノベーション創出を目指している。
2026年度、味の素プラットフォームのテーマは「認知症・MCIをとりまく社会課題解決」と設定された。エーザイは同領域に関する知見や事業経験を活かし、以下の支援を行う予定である。
- 認知症・MCIの基礎知識や社会課題に関する情報提供
- エーザイの認知症関連新規事業・共創事例の紹介
- 認知症当事者との対話機会の提供
- アイデア創出のためのワークショッププログラムの共同開催
味の素の新規事業創出プラットフォームは、毎年事業アイデアを募集・選考し、採択されたプランのブラッシュアップやテストマーケティングを実施している。事業性が認められた案件は新規事業として市場展開されてきた。
今回、エーザイとの連携による支援は、医療領域を超え、日常生活に関わる課題の解決や新サービス・コミュニティの創出に資する取り組みとなる。エーザイは認知症領域の事業経験に基づき、他産業との連携による認知症エコシステムの構築を目指しており、「認知症と共生する社会」の実現に向けて活動を強化する。
両社の取り組みは、生活者に寄り添った新たな価値創出を目指し、高齢化社会の課題に企業連携で対応していく姿勢を示すものである。今後、伴走支援の具体的な成果や、新規事業の展開が注目される。
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