良品計画とJERAは共同出資により、再生可能エネルギー発電事業を行う特別目的会社としてMUJI ENERGY(ムジエナジー)を設立する。

ESG経営のトップランナーを目指す良品計画では、2030年までにグループ全体の温室効果ガス排出量を2021年8月期比で50%削減することを目標にしている。これまで単独店舗への太陽光パネルの設置や、再生可能エネルギーメニューへの切り替えなどを推進してきた。
このたび、発電設備周辺の自然環境や住民への影響に配慮した設備用地の選定を実現する目的でMUJI ENERGYを設立。設立から一年で、約13MW 規模の太陽光発電設備の開発を予定している。これは良品計画の年間電力使用量の20%に相当し、年間約8,000トンのCO2排出量が削減される見込みだ。
また、良品計画とJERAの子会社であるJERA Crossは、再生可能エネルギーの環境価値を取引する「バーチャルPPA(※)」を締結。これにより、MUJI ENERGYが太陽光発電から創出した環境価値は、JERA Crossを通じて良品計画が運営する無印良品のテナント店舗などの、電力由来のCO2排出量削減に活用される。
※再生可能エネルギー由来の電力および環境価値のうち、環境価値のみを長期間に亘って取引する契約
企業概要
名称:MUJI ENERGY(ムジエナジー)
事業内容:再生可能エネルギー発電および電気供給事業と、それらに付随関連する事業
設立年月日:2025年9月(予定)
出資比率:良品計画が80%、 JERAが20%
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