導入後は人材育成が加速。新入社員が数ヵ月で先輩たちと遜色ない成果を創出
──「Front Agent」の導入後、現場の営業活動にはどのような変化がありましたか。
池田(三菱地所レジデンス):一番の変化は、人材育成の加速です。「Front Agent」を導入したことにより、提案の振り返りが即座に可能になったことに加え、優秀な営業担当者の商談内容を録音で聴くこともできるため、人材育成に要するリソースが大幅に減らすことができました。具体的には、新入社員であっても数カ月で、ベテランと変わらない品質での営業活動が可能になっています。これはバラついていた接客品質を標準化するうえで極めて有効でした。実際に「Front Agent」を導入して以降、営業チームの販売成績が底上げされ、均質化しており、従来は成績優秀者と成績下位者で何倍も差がついていたところが、現在では2倍程度の差に収まるようになっています。
また、新人に限らず、中堅以上の営業担当者のスキルアップにも役立っています。たとえば、マンションの営業活動における提案内容は、販売するマンションの特徴や特性によって大きく異なるため、営業担当者は物件が変わるたびに新たな知識を学ぶ必要があります。
こうした学習を効率化するうえでも「Front Agent」は大きな役割を果たしています。
営業の枠を超え、マーケティングや従業員のエンゲージメント向上にも活用
──「Front Agent」は営業以外では他にどのようなユースケースが考えられるでしょうか。
新納(Umee Technologies):まず、今回のユースケースの延長線上にマーケティングへの活用が想定できます。「Front Agent」は、顧客の表面的なニーズにとどまらず、隠れた本音であるインサイトを会話データから深掘りして分析できるため、それをマーケティング戦略や販売戦略に落とし込むことが可能です。
さらに、社内向けに活用すれば、従業員のエンゲージメント向上やES(従業員満足度)向上にも役立ちます。たとえば、1on1ミーティングの音声を録音すれば、従業員がどの話題に関心があるか、どんな話題でモチベーションが向上しているかなどを分析できるでしょう。
このように「Front Agent」は、人のコミュニケーションが介在する場面には幅広く活用できます。今後、AIがどれだけ進化しようとも、営業やマーケティング、開発、マネジメント、採用など、ビジネスにおいて人が介在する領域はそう簡単になくならないでしょう。そうした人のコミュニケーションがカギになる業務をエンパワーメントするツールとして、「Front Agent」を活用していただきたいです。

AIを「代替」ではなく「能力拡張」に。
──最後に、お二人の今後の展望をお聞かせください。
池田(三菱地所レジデンス):今後、当社では「Front Agent」の全物件に導入する方針です。それにより、営業担当者のPDCAサイクルを加速させ、さらなるCX向上を実現したいと思っています。
さらに、その先に見据えているのは、「Front Agent」の組織横断的な利用範囲の拡大です。現在はお客様への営業活動に利用していますが、当社のビジネスでは用地取得や建物の建設など、様々な関係者に提案や交渉をする場面が少なくないです。そうした場面にも「Front Agent」は十分活用できると思っています。「Front Agent」の利用範囲拡大を通じて、当社と関わるあらゆるお客様により良い顧客体験を提供するのが目標です。
新納(Umee Technologies):「Front Agent」を通じて、私が提供したいと思っているのは「AIによる省力化」ではなく「AIによる能力拡張」です。たとえば、マネジメントでいえば、部下への指示や説明に費やしていた手間を効率化するのではなく、部下の能力向上やエンゲージメント向上を促す効果的なマネジメントを可能にする。それが「Front Agent」の目指す世界観です。AIを人手の代替ツールではなく、人間の能力を引き出す手段として捉え、様々なビジネスシーンで働く人々を力づけるツールを今後も提供していきたいと思っています。
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