2025年12月11日、Gran Manibusは、デジタル及びAIトランスフォーメーションサービスに強みを持つEPAM Systems Japanと、AI・クラウド・データ分析などモダンテクノロジー活用による日本企業の事業変革支援を目的とした協業を、同年11月より開始したと発表した。本協業はEPAMにとって日本のコンサルティング企業との初のパートナーシップとなる。
近年、日本企業はAIなど先端技術を活用した新規サービスや事業モデルへの転換を模索している。経済産業省や業界団体の調査でも海外企業の先行事例を参照する傾向が強まっている。こうした背景のもと、国内でのコンサルティング実績を有するGran Manibusと、グローバルで高い技術力を持つEPAMが連携し、日本市場向けにデジタルテクノロジーを活かした事業変革支援に注力する。
協業において、Gran Manibusは日本企業との関係構築を担い、コンサルティングを通じてクライアントの課題やニーズを特定し、プロジェクト推進に中核的な役割を果たす。一方、EPAMは世界55カ国以上で培った技術力と多様なソリューションを活かし、技術支援を行う。これにより両社は、業務構想段階からデジタル実装に至るまで、ビジネス面とテクノロジー面を一体的に支援する体制を構築する。
今回の協業によって、海外で実績のあるソリューションやアプローチを、日本市場特有の業務環境や意思決定プロセスに即した形で、遅延なく実装できる体制が整う。日本企業はグローバル水準のテクノロジーの導入を加速し、デジタル投資の価値創出を目指すことが可能となる。
Gran Manibusは、テクノロジーとビジネスを両立させたコンサルティングファームとして、クライアント企業のビジネス価値最大化に注力してきた。EPAM Systemsは1993年創業、2018年に日本市場へ参入し、60,000名を超える専門人材を有し、ミッションクリティカルなシステム開発やDX推進で豊富な実績を有している。
両社は今後、日本企業におけるAI活用やDX推進を、構想から実装まで伴走型で支援する。
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