日本企業の強みは「人のたゆまぬカイゼン」にある
小宮:技術が進化し、機能がコモディティ化する中で、あえて「人間の感情」という軸で競争力を生み出そうとする姿勢は非常にユニークです。なぜこれほどまでに「人」にこだわるのでしょうか。
池田:工場の未来には、二つの道があると思っています。一つは、AIで自動化され、ほとんどの作業をロボットが実行する工場。もう一つは、人と人が対話をしながらクリエイティブなアイデアで工程を作り込んでいく工場です。エンジニアとしては前者が合理的かもしれませんが、日本の自動車産業の強みは、後者のような「現場の人のたゆまぬカイゼン」にありました。
