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矢崎総業、AI・ロボティクス活用のイノベーション施設「REN」を本格始動

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 矢崎総業は2026年7月15日、静岡県裾野市のY-CITY内に設けたイノベーション施設「Innovation Hub – REN(錬)」の本格運用を開始したと発表した。本施設は、AI・ロボティクスを活用した次世代のものづくりに取り組む拠点として、製造業の自働化や新たな価値創出を目指すものである。

 「REN」では、矢崎総業が85年にわたり培ってきたものづくりの知見を活かし、日本の製造業が抱える課題解決への貢献を掲げている。自働機の検証から生産技術構築までを一貫して担い、開発プロセスの初期段階における課題解決(フロントローディング)を推進する。これにより顧客やパートナーとの連携を強化し、リードタイム短縮や開発スピード向上を図る方針だ。

 労働環境面では、AIやロボティクスの積極導入により、人手依存の高い工程に変革をもたらす。重量物搬送の負荷軽減や遠隔支援ロボットによる“場所にとらわれない働き方”も促進し、多様な人材が安心して働ける「人にやさしい工場」を目指す。

 本施設で注目される点のひとつが、ヒューマノイドロボットの導入である。従来の単純指示型ではなく、自律的に考え学習しつつ人の動きを再現する機能を備えたロボットの導入を進めている。これにより人とロボットが強みを活かし協働する新たな生産現場の実現を目指す。

 さらに、在庫戦略モデルの構築にも取り組む。FACTORY Xと連携し、従来勘や経験に依存していた在庫管理を、AIを活用した戦略的かつ論理的な最適化に変革する。

 産学連携にも注力しており、東京科学大学とはヒューマノイドロボット・協働ロボット分野の共同研究を実施。他にも海外AI企業との協業など、幅広いパートナーと共創する体制を特徴としている。

 施設の所在地は静岡県裾野市御宿1,500。敷地面積は12,647平方メートル、延床面積は3,682平方メートルとなっている。

 矢崎総業は、ものづくりにおいて人中心の価値観を根幹に据えつつテクノロジーの活用を進め、次世代スマートファクトリーの実現や産業界への貢献を目指していく。

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