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企業変革における「二流路型リスキリング」理論を共同研究で解明 

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 パーソルイノベーションとパーソル総合研究所、早稲田大学商学学術院長内研究室は2026年7月15日、企業変革時の人材成長の新たな理論「二流路型リスキリング」を共同研究の成果として初めて提示したと発表した。本内容は、2026年6月20日・21日に関西学院大学で開催された組織学会研究発表大会にて発表された。

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 近年、企業のデジタル化やAI導入によりリスキリングへの投資が加速しているが、これまで人材成長の本質構造は解明されていなかった。特に「どのような人材が事業変革を担っているのか」「学びがどのように業務成果に結びついているのか」といった点がブラックボックスであった。

 本研究は、2025年10月に大手製造業2社の人事部門で、AI・デジタル化を背景としたリスキリングと人材再配置の実態を半構造化インタビューで検証した。分析の結果、社員のリスキリングを通じた企業変革には「2つの成長ルート」が機能していることが明らかとなった。

 1つ目は、少数の「プロ文系人材」が新規事業や戦略転換を担う飛躍型成長ルートである。これは高度人材がリスキリングを通じて企業の変革を先導するケースだが、該当する人材は限定的である。2つ目は、多くの社員が既存スキルを活かしつつ新業務へ順応する「プロ理系人材」の適応型成長ルートである。ここでは中間スキル層の役割が拡大しており、AIの普及によって新たな業務が生まれ、一定のスキルで活躍する人材の重要性が増している。

 こうした2ルートが同時に機能して初めて企業全体の持続的変革が可能となる。この「二流路型リスキリング」理論は、企業人材成長を「一部のエース人材」だけでなく「組織全体の適応」によって実現されている構造として体系化した点に特色がある。従来、リスキリングは高度人材育成の文脈で語られることが多かったが、本理論により、変革は量と質双方の成長ルートが不可欠であることが示された。

 今後は、本理論と企業業績の定量的関係や、自律成長型プラットフォームへの実装を進め、個人と組織の成長のデータ可視化・運用の仕組み構築を目指すとしている。

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