2026年7月23日、チームスピリットは、SAPが提供するERPソリューション「SAP S/4HANA」とデータ連携する「TeamSpirit for SAP S/4HANA」をSAP Storeで提供開始した。本ソリューションは、主に建設・製造・コンサルティング業などプロジェクト型ビジネスを展開するエンタープライズ企業を対象としている。

多くのプロジェクト型ビジネスを行う企業では、競争力強化のため、ERP刷新を通じてプロジェクト管理の高度化やリアルタイム原価管理を目指す動きが拡大している。一方、現状は現場データの手動入力やExcel集計に頼るケースが多く、データの鮮度や精度に課題があった。また、現場で使いやすい入力環境の開発・拡張にはコストも発生していた。
この課題に対し、「TeamSpirit for SAP S/4HANA」は、直感的なユーザーインターフェース(UI)で現場の入力負荷を下げ、工数データの正確な収集を実現した。モバイル対応により、現場でのデータ入力も容易となり、勤怠と工数の連動によって入力漏れやデータずれも防げる。TeamSpiritで収集した工数データは「SAP S/4HANA」へスムーズに連携され、集計の遅延を解消。これにより、プロジェクトごとの実原価がERP上で可視化され、経営層や事業責任者は最新の数値を基に経営リソースの最適配分や投資判断を迅速に行うことができる。
また、プロジェクトマネージャーは予算超過や進捗遅延を早期に把握し、迅速な修正を図れるため、現場から経営層まで一貫したデータ活用が進む。スクラッチ開発やアドオン開発にかかる追加費用が不要で、導入のコスト効率も高い。
実際に、超小型衛星開発のアークエッジ・スペースが「TeamSpirit」と「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を同時採用するなど、導入が進んでいる。こうした導入例はプロジェクト型業態の現場に適した入力環境と高精度データの収集が評価されたものとなる。
チームスピリットは、本ソリューションを提供することで、エンタープライズ企業の経営層から現場までが常に最新のデータに基づいた意思決定を行える環境づくりを支援するとしている。今後も企業の業務変革や持続的成長を後押しする考えだ。
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