ディグルは10月28日、エンタープライズ企業向け経営管理プラットフォーム「Diggle」のAIエージェント「FP&Aエージェント」の次世代構想を発表した。同日開催の「Connect to Transform Conference 2026(CONX 2026)」で明らかにしたもので、AIに任せられる仕事と、AIを使える場所を広げる。2027年初頭には、経営の意図を事業部に届け、事業部の変化を経営に返す「推進AI」の第一弾をリリースする予定だ。

同社は2025年12月にFP&Aエージェントをローンチし、2026年9月からは新規導入企業への標準提供を始めた。これまでは分析やレポーティング領域を中心に、AIによる業務効率化に取り組んできた。同社は、FP&Aの業務では分析の手前で事業部から見込や差異の背景などの情報を集めるやり取りに多くの時間が割かれていると指摘する。分析の後にも、示唆を経営の意思決定や事業部の行動につなげる働きかけが欠かせないとしている。
次世代構想では、提供中の「分析AI」「レポートAI」に「推進AI」を加える。あわせて、膨大なデータをもとに将来予測やシナリオのシミュレーションを行う「予測AI」も追加する。さらに、Diggleの画面だけでなく、普段利用している生成AIや業務アプリからも、Diggleの経営管理のデータや機能を活用できるようにする。参照できるデータは、ユーザーごとの閲覧権限の範囲に限られる。


同社が示した利用イメージは次のとおりだ。まず、どの目標にもつながっていない予算に気づくと、担当者に目的を確かめ、成果の測り方まで提案する。追加予算の申請時には、目標とのつながり、見込まれる効果、修正案、効果検証の方法をまとめて承認者に回す。最終的な判断は人が行う。
今後は推進AIの開発に注力し、予測AIはその後に着手する。取締役CTOの水上氏は「分析の速さではなく、組織が動く速さを変える」とコメントしている。
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