SNSは、自身の履歴書の一部であり、今の自分のスキルを確かめ、仕事を増やす
――そのほかにフェイスブックは、どのように活用していらっしゃいますか。
龍太: フェイスブックを使うと、自分が何をしているかを周囲と共有できるだけでなく、自分が何をできるのかを確認して売り込むことができます。
複業を始めると、1つの会社だけに属しているわけではないので、「会社人」から「社会人」になる。さきほどの業績評価のところでも触れましたが、経営者から見ると、中村龍太を「社会人」として見ないと、その価値は分かりません。逆に、僕のほうも会社の枠にとらわれず、個人として何ができるかを発信していかねばなりません。
例えば、僕がドローンを飛ばして、自分の畑の周辺を撮影して、その様子をフェイスブックに投稿する。そうすると、「面白いね。それ、仕事としてウチでもやってくれませんか」というオファーが来たりするんです。ここで重要なのは、単にそこで得る収入のことだけではなく、この投稿に関係するスキルには、社会的な価値が存在することを知る。その実績と自信をもって会社に売り込むことができるのです。こうして、今現在の自分のスキルをフェイスブックなどのSNSを使って把握できる時代になっていることを認識すべきです。