ウエストポイント流 リーダー10カ条(3)違いを生み出し、やると言ったらやる
6)リーダーは、違いを生み出す
「違いを生み出す」(Make a Difference)というのは、アメリカ人の間ではかなり普通に使われていて、「人とは違う(素晴らしい)ことをやる」というような意味です。日本では「人と同じことをやる」というのが、家庭や学校でも企業でも評価されているようですが、個人主義のアメリカでは、「人と同じことをやる」というのは、むしろマイナスのイメージを持たれています。「リーダーシップの真実」において、You make a differenceがリーダーシップの第一の真実として挙げられているのは、この決意がなければ何も始まらない、この決意がリーダーとなる最初の要件であるからです。
第一の真実、「違いを生み出す」(You Make a Difference)。これは、すべての真実のなかで最も根本的なものだ。リードする前に、自分は他の人々に対して積極的なインパクトを与えることができると信じなければならない。自分自身を信じなければならない。ここからすべてが始まる。リーダーシップは、「自分は違いを生み出せる」と信じるときに始まる。
(『リーダーシップの真実』より)