「ボジション」ではなく「自分の意志」がリーダーをつくる
Q1:これまでリーダー的なポジションについた経験がないのですが、こんな私でもリーダーになれるのでしょうか?
社長や部長や課長やマネージャーなどのリーダー的なポジションがリーダーを作るというのは事実だと思います。一方で、リーダー的なポジションにつきながらもリーダーとしての責任を果たしていない人はいます。その違いは、リーダーになろうという意思を持ち、学習と行動を続けるかどうか、ということです。つまり、まずリーダーになろうという意志を持つことができれば、あなたでもリーダーになることができます。
Q2:そういう意志というのはどう持てばいいのでしょうか? 自分にその意志があるかどうか分からなくて・・・。
他の人があなたに対してリーダーになるという意志を持て、と命令することはできません。まずは、リーダーとはなにか、リーダーシップとは何かということを学ぶことが必要です。じっくりと学ぶ過程で、自分なりのリーダー像やリーダーシップの定義を持てるようになっていきます。つまり意志を持つことになります。
Q3:では、リーダーというのは何ですか? 今期からマネージャーになったのですが、リーダーとはどう違うのでしょうか。
ここで言っているリーダーというのは、ポジションとしてのリーダーではありません。進むべき方向性を示し、自分の大事にする価値を生きながら、人と共に結果を出していく人のことをリーダーと呼んでいます。なので、マネージャーというポジションで、リーダーの人もいますし、リーダーシップを発揮する人もいます。つまり、組織の中のポジションとは関係なくそのような行動をとる人がリーダーです。
真のリーダーは、「ついてくる人がいるか、いないか」であり、「存在と生き方そのもの(Be)が確立」していれば、組織上のタイトルがなかったとしても、仲間やグループの「リーダー」という存在になりうるのだ、と感じました。(リーダーシップ・アクションプログラム受講生A さん)