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英国のシリコンバレー、Tech Cityのキーマンが語る「FinTechのエコシステム」とは?

Financial Innovation Business Conference 2016 基調講演レポート 

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積極的なミーティングが産み出したグローバルプラットフォーム

 ここ1年、「FinTech」という言葉が国内でもよく使われるようになってきた。サービス領域は、家計簿・会計ソフトから、貸付、決済、銀行インフラ系など、多岐に渡り、FinTech領域は現在非常に注目されている領域だ。

 今回キーノートスピーチを行った「NewFinance」のEddie George氏は、5年間ロンドンでFinTechのエコシステムの確立に携わってきており、金融業界にて25年間の経歴を持つ。講演では、その金融業界での経験で得られた知見と学術的側面の2部構成でプレゼンテーションを行った。

 講演冒頭、Eddie George氏は自身の経歴を語った。
 今日まで長期に渡り、ロンドンで金融システム、電子機器、eコマース、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などの業務経験を持つEddie氏。10年ほど前から自身でプログラミングも続けている。また、7,8年前からはロンドンのシリコンバレーと呼ばれる「テック・シティ」に本拠地を移し、活動している。

タイトルTECH CITY

 エディ氏は「FinTechで鍵になるのは、本当に人である」と述べ、自身が経営するNewFinance設立のエピソードを語った。

私は伝統的な金融業でキャリアの大半を過ごしていました。大企業を中心とした金融業界では、業界内外のパートナーと話しをする機会は多くがありません。ですが、この5年間身を置くFinTechスタートアップ界隈では、飲み会、ミーティング、垣根を越えたコラボレーションなどが頻繁に行われます。15人の飲み会から始まったのが、「NewFinance」です。現在、8400人のメンバーと56の拠点を持つ、FinTech領域のイノベーション・グローバルネットワークに成長致しました。イベント、週次の関連ニュース、研究開発もオープンに実施しています。そして、投資家をFinTechベンチャーに紹介し、またその逆も行い、コンサルティングなども実施する中で、様々なことが起こりつつあります。NewFinanceというプラットフォームは金融業界のエコシステムづくりを行うことで、この領域の成長を促すような活動を行い、起業家のブランドコーチングなどまでをお手伝いするようになりました。

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