研究機関や企業でも重要となる“出島機能”を持つコミュニティが「領域横断」を可能に
最後に、社会における大学という研究機関の役割について、野城氏は「大学は技術の可能性をプロトタイプする場」と指摘。それに対し、企業の新規事業支援を行っている宮井氏は、企業で起きている課題について次のように語った。
自社の中で新規事業を起こせないという相談をもらうことが多いんです。その際に用いるのが、長崎の出島というメタファーです。企業内でできないのなら、外に出島をつくってしまう。その両者に橋を渡してあげることがとても重要になります。(宮井氏)
続いて、生産研において、出島のようなコミュニティをどうつくるべきか。