SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineプレス

エスキュービズム薮崎社長と一橋大小野教授が語った「働き方改革でも長時間労働が減らない理由」

  • Facebook
  • X
  • Pocket

「気配り残業」が多いニッポン。

株式会社エスキュービズム代表取締役社長 薮崎敬祐(やぶさき・たかひろ)
1979年兵庫県生まれ。2002年東京大学経済学部卒業、04年東京大学大学院経済学科修了。株式会社リクルートを経て、06年5月にエスキュービズムを設立。

小野:
御社のような労働集約型と創造型が混在するような組織で、全社員に公正に労働の質を測定するのは難しい問題ですね。私の研究では、成果としてのアウトプットの測定は、実際にやろうとすると公平な基準は未だ見出せていません。もしそれができるようになれば、労働時間短縮の解決策としても効果的な何かが見えてくると思います。結局、「成果=アウトプット」が見えないから、「労働投入量=インプット」で評価するということになり、それが長時間労働につながり、働きの質を下げてしまうのが現状ではないでしょうか?

薮崎:
実際、成果って現場ではなかなか一律には測定できないですね。営業等は売上げや案件数などで測定できますが、それ以外の仕事は定量化することが難しいです。たとえ労働集約型の働き方であったとしても、チームで動いていることも多い。欧米のように自分の仕事の範囲が明確化されていたら別ですが、日本ではジョブディスクリプションも決まっていないのでなんとなくシェアして協力し合うことがけっこうある。自分の仕事がおろそかでも他人の仕事を手伝うとか、日本だと普通にありますからね。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineプレス連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング