GEをデジタル・インダストリアル・カンパニーへと変革する、「事業」と「企業文化」の両輪にある「3つの原動力」

Biz/Zine Day 2017 Summer 「IoTによるものづくり企業の生存戦略」 レポートvol.4

[公開日]

[講演者] 熊谷 昭彦 [取材・構成] やつづかえり [写] 和久田 知博 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] 事業開発 デジタル・インダストリアル・カンパニー プレディックス ブリリアント・ファクトリー シンプリフィケーション GE Beliefs Fast Works

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GE初の産業向けプラットフォーム「プレディックス」を起点に“3つの軸”で変革のスピードを加速させる

熊谷 昭彦熊谷 昭彦 氏(GEジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)
1984年GEに入社。日本や米国のGEプラスチックスでセールス、マーケティング、事業統括などを歴任後、1998年にGEプラスチックス・アメリカ 北東地域担当ゼネラルマネージャーに就任。2001年1月に日本ジーイープラスチックス代表取締役社長、同年12月にGE東芝シリコーンの社長兼CEOに就任。2006年2月、GEコンシューマー・ファイナンス社長兼CEOならびにGEのコーポレート・オフィサー(本社役員)を任命。2007年6月、GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEOに就任し、2011年6月には同社会長に就任。2009年2月から2015年までGEヘルスケア・アジアパシフィックのプレジデント兼CEOを兼任し、2013年にGEジャパン株式会社 社長 兼 CEOに就任し現在に至る。GE入社前は三井物産株式会社に5年間勤務。カリフォルニア大学ロサンゼルス校 経済学部 卒業。

 GEが「デジタル・インダストリアル・カンパニー」を目指してまずやったのは、シリコンバレーにソフトウェア専門のR&Dセンターを作ることだった。ハードウェアのテクノロジーのためのR&Dセンターを世界中に持つ同社だが、30歳前後の、ジーンズにスニーカーといったラフな格好のソフトウェアエンジニア達が集まるようなR&Dセンターができることなど、一昔前であれば考えられなかった、同社の変化を象徴する現象だったと熊谷氏は語る。

 このセンターで開発されたのが、産業用に特化したクラウド・プラットフォーム「プレディックス」だ。社内の各事業部門でそれぞれにソフトウェア開発をしたりプラットフォームを使ったりすることで生じていた非効率を解消するため、全社共通のプラットフォームを作ったのだ。それを社内で使ううちに非常に使い勝手の良いものになったため、2年ほど前からオープン化・クラウド化し、顧客向けに提供する事業を開始した。産業用に特化しているため、圧倒的なデータ処理能力、高度なセキュリティが売りだという。「プレディックス」のようなプラットフォームを展開していくに当たっては新たなエコシステムが必要だということで、これまでとは全く異なる業種のパートナーと組むようになったのも、変化の一端だという。

プレディックス

 熊谷氏は、同社の「デジタル・インダストリアル・カンパニー」への変革はまだ途上で、生まれ変わるには次の3つが重要な原動力となると言う。1つは「サービスビジネスの変化」。もう1つは、「製造部門を中心としたサプライチェーン全体の変化」。最後に、「企業カルチャーの変化」。それぞれが大きく変わることができて初めて会社は生まれ変われるとし、この3つについてそれぞれ詳しく説明した。

GEのデジタル・インダストリアル・カンパニーへの3つの原動力

バックナンバー