組織変革におけるストーリーテリング──「皆が思う組織の理想」と「実際の組織の日常」が相対化された瞬間
今日ここに集まってくれたことを感謝の言葉で始めることはできる・・・自分が何のためにここにいて、何を我々が達成したいのかをはっきり言うことが出来たならば。だが、そうではないんだ。今回の取り組みは、自分を含め、我々すべてが学習者にならないといけない新しい挑戦だから。何からスタートしたら良いかを探すために、ポール(Paul Bate)とも随分とこの数週間話し合った。僕達の会話の殆どは、新しい方向性を与えてくれる未来のビジョンのようなものの必要性についてだった。自分は何が求められているのかはっきりとわからなかった―正直に言うならば、今もまだわからない。リーダーとしての最初のテストは不合格と言っていいだろう。