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サブスクリプション時代の新常識

カスタマーサクセスが事業に与える好影響――“顧客の成功”を自社の利益につなげる戦略とは?

第2回

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カスタマーサクセスでの顧客との関係――“紹介案件”と“フィードバックによる改善”

紹介案件発生(2nd Order Revenue)のための種まき

 紹介案件発生とはサービスの評判向上や口コミによる新規案件発生のことです。よくある例としては「ある人が前職で好んで使用していたサービスを転職先でも契約した」などがあります。カスタマーサクセスにおいては、これを2nd Order Revenue(セカンドオーダー・レベニュー)と言います。

 このようなことが起こることは体験的に理解できるものの、意図的に発生させるのは極めて難しく感じられます。そのため、セカンドオーダー・レベニューがカスタマーサクセスのミッションに含まれることは少ないようです。しかし、カスタマーサクセスの結果、顧客満足度が向上し、セカンドオーダー・レベニューが発生したという例は少なくはありません。カスタマーサクセスの事業貢献を考える場合、戦略に組み込んでおくべき事項です。

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この記事の著者

山田 ひさのり(ヤマダ ヒサノリ)

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