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入山先生と各務さんの対話――「見立て」とはイタコであり、因数分解を繰り返し、専門性を身につけること?

セミナー「デザイン×経営の最先端」後編

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現代アートに近くづくデザインは、問題解決から問題提起へ

質問4:ジョン・マエダさんが「デザインは問題解決でアートは問題提起だ」と言っています。問題提起にあたるゼロイチの部分はアートなのでしょうか?

各務:ハーバードで教えているのは完全に問題提起の仕方であり、おっしゃる通りアートに近いです。デザインは問題解決だと言いはじめたのはイームズですが、もはやデザインは問題解決ではなく、アートに近づいてきています。ではアートはいつから問題提起になったかというとマルセル・デュシャンがトイレをもってきて「泉」と呼びはじめたときから。主観の見立てによる問題提起。それが現代アートですよね。

入山:なるほど。現代アートってそういうことだったんですね。

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