デザイナーにとって本当に大事なことは“飢えと渇き”である
新しいものを考える時、やはり情報の引き出しは重要だ。その情報の集め方として、富士フイルムの堀切氏は「何か情報を取りに行くというよりも、日々の中で誰にでも意外に等しく経験から、感じとる心が大切」と語る。日立の北川氏は「社内にも優れた研究者がいて、そこから刺激を受けることが多い。それをまた発信する仕組みもつくっている」と紹介すると、キヤノンの石川氏は「研究者側にもシーズがあり、それを拾って伝えるという役割はデザイナー側にある。うまく連携ができれば望ましい」と研究者との連携のあり方について紹介した。