なぜ失敗に終わった新規事業を、起業してまで再度取り組んだのか?
染谷:失敗は成功の種です。実は、「これをやったら失敗する」というのが明確化されたんです。例えば、ITを本格的に絡ませないとダメだな、とか店舗の中の問題を見える化することで、もっと生産性を上げられる、定着率を上げられると、考えていたことがクリアになりました。それには、ITで低価格のサービスを提供し、圧倒的な就労労働人口ボリュームでマネタイズすることが必要だと。
それにちょうどこの時期に、レオス・キャピタルワークスの藤野社長に健康経営を広げるための相談でお会いでき、セミナーを共同開催させていただいたり、個人的な相談をする中で、自分で事業を創ることへの勇気をもらったことも大きかったです。小売・サービス業って人の生活には欠かせない大切な仕事にも関わらず、課題が山積みのまま放置されているのはおかしい。日々現場でひたむきに頑張る人々に光を当てていきたいと覚悟が決まりました。