オイシックス・ラ・大地 奥谷氏が語る、サブスクリプションビジネスに欠かせない「優れた場の設計」とは?

Biz/Zine Dayセミナーレポート Vol.4:オイシックス・ラ・大地 奥谷 孝司氏

 1月30日に行われたBiz/Zine Day 2019 Winter「サブスクリプション経営戦略」の基調講演に登壇したのは、オイシックス・ラ・大地でマーケティング店舗外販事業を統括する奥谷孝司氏。食品の宅配事業をテクノロジーで進化させ、日本におけるサブスクリプションビジネスの代表格となった同社は、現在3ブランドを擁し、定期配送だけでなく、商品開発や移動スーパー、海外事業も手がけている。
 『オイシックス・ラ・大地の成長を支えるサブスクリプションモデル「優れた場の設計の重要性」』と題した本講演では、同社の現況とサブスクリプションビジネスの実態、そして、同ビジネスの成功に不可欠な、顧客との接点である「優れた場」の設計が語られた。

[公開日]

[講演者] 奥谷 孝司 [取材・構成] マチコマキ [写] 和久田 知博 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] マーケティング 事業開発 サブスクリプション LTV CPA

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食にまつわる社会課題をビジネスで解決するオイシックス

 スピーカーの奥谷孝司氏は、2015年にオイシックス株式会社(当時)へ入社。前職の良品計画時代は、商品開発やアプリ「MUJI passport」のプロデュースなどを手がけ、企業と顧客の関係性を熟知している人物だ。セミナー冒頭に、オイシックスのビジョン「これからの食卓、これからの畑」を次のように語った。

オイシックスは、食に対する安心・安全の高まりや、食品の廃棄ロスなど、食にまつわる社会課題をビジネスの手法で解決していきます。食にまつわることは、川上から川下、国内外までビジネスを展開していく企業です

 2000年に創業したオイシックス・ラ・大地。連結子会社は7社、関連会社2社と規模を拡大している。本年度上期の連結業績は、売上高317.2億円と最高額を達成し、営業利益・EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費 )も最高益を更新した。この売上げを支えるビジネスが、サブスクリプションモデルによる宅配事業である。

奥谷 孝司オイシックス・ラ・大地株式会社 奥谷 孝司氏
執行役員 統合マーケティング本部・店舗外販事業部管掌/店舗外販事業部 部長 COCO(Chief Omni-Channel Officer)
1997年良品計画入社。3年の店舗経験の後、取引先の商社に2年出向しドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発や貿易業務に従事。帰国後、海外のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛ける「World MUJI企画」を運営。2003年良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバーとなる。
05年衣服雑貨部の衣料雑貨のカテゴリーマネージャー。現在定番商品の「足なり直角靴下」を開発、ヒット商品に。10年WEB事業部長。「MUJI passport」のプロデュースで14年日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の 第2回WebグランプリのWeb人部門でWeb人大賞を受賞。
15年10月よりオイシックス株式会社(当時)入社。 現在、執行役員 店舗外販事業部 部長、COCO(Chief Omni-Channel Officer)を務める。
2010年早稲田大学大学院商学研究科夜間主MBAマーケティング・マネジメントコース(守口剛ゼミ)修了。 2015年4月日本マーケティング学会常任理事就任。 2016年8月 NRI Digital オムニチャネル研究会 アドバイザー。 2016年11月Prismatix社 Engagement Commerce Adviser就任。

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