日立ハイテクノロジーズの「ものづくり企業」と「商社」の顔
日立ハイテクノロジーズは「アナリティカル・ソリューション」「ナノテクノロジー・ソリューション」「インダストリアル・ソリューション」の3つのセグメントで、グローバルな事業展開をしている企業である。「アナリティカル・ソリューション」はBio/Medical分野、安全・安心分野等で新たな価値を創造し、「ナノテクノロジー・ソリューション」は半導体統合ソリューションの提供、新材料・バイオ等の新アプリケーションを創出し、「インダストリアル・ソリューション」はIoTを中心とした高付加価値事業への変革を行う、ものづくり企業と商社の顔を持つ企業である。
こういった2つの顔を持つ理由は、日立ハイテクノロジーズの前身が日製産業株式会社という先端産業分野における専門商社であり、そこに日立製作所の計測器事業、半導体製造装置事業、株式会社日立メディコの検体検査営業グループを加えてできあがった企業だからである。成り立ちからして、事業モデルが違うものがミックスしてできたという特徴がある。