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組織は戦略に従う──組織とビジネスモデルの融合による経営変革を、QBハウスと沢根スプリングに学ぶ

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 筆者も検討委員として参加する、日本能率協会主催のKAIKA Awardsは、チャレンジの“花開く”組織の取り組みを称え、応援する表彰制度です。本コラムでは、2018年の大賞受賞企業である、キュービーネットホールディングスと沢根スプリングの取り組みを紹介します。2社に共通するのは、組織変革とビジネスモデル変革のフィットでした。

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持続可能な競争力を生み出す、「組織変革」と「ビジネスモデル変革」のフィット

 「組織変革」と「ビジネスモデル変革」。この二つの言葉が一緒に語られることは少ないように感じます。

 組織変革は比較的ウエットな文脈で、創業以来の理念の浸透や新たなビジョンの共有により、ビジネスモデルを超越して進めていく。一方で、ビジネスモデル変革は比較的ドライな文脈で人や組織は保有リソースとして扱われ、リソースを巧みに収益化する仕組みばかりが目立つ。こんなイメージが一般的ではないでしょうか。

 しかし、イノベーションを創出(新しいアイデアを妄想し、ビジネスとして構想し、普及させて世の中にインパクトを与えていく)し、企業が進化していくには、この二つが必要不可欠です。

 そして、起点はどちらであれ、それぞれがフィットして一つのストーリーとして成立した時に初めて持続可能な競争力を生み出します。

 一般社団法人日本能率協会が主催している「KAIKA Awards」には、組織とビジネスモデルをつなぐ要素が含まれています。

タイトル

 先日行われたKAIKA Conferenceで大賞を受賞した2社からは、まさに組織変革とビジネスモデル変革の融合をみることができます。そして、融合には数年、数十年という時間がかかるということも示されていました。

 なぜ、時間がかかるのか? 実はどちらの企業も、顧客のジョブを解決するだけでなく、顧客に製品・サービスを提供する自社や自社が所属する業界で働く社員のジョブも解決していました。そして、この両方のジョブを解決していることこそが、持続可能で競合との差別化になる強みに直結しているのです。

 KAIKA Awardsは、「人・組織の開花と社会価値創造」をテーマに、様々な「未開拓領域を花開かせる」活 動を応援する表彰制度です。KAIKAとは「個の成長・組織の活性化・組織の社会性(関係性)」を同時に向上するプロセスが認められることと定義されており、以下の3点で審査されます。

  1. 持続、継続の仕組みや可能性がある
  2. 新しさ、ユニーク性が備わっている
  3. 個人の成長や社会性意識と有機的につながった価値創造であり、組織としての力強い取り組みである

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この記事の著者

山田 竜也(ヤマダ タツヤ)

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