ガイアックスの「ティール組織」のあり方と、根底にある「ガイア理論」
ガイアックスはソーシャルメディア、シェアリングエコノミー事業を軸とし、情報共有ビジネスを行なっている。起業のきっかけは、地球は一つの生命体だという「ガイア理論」だという。どうすれば世の中が一つの生命体だと感じられるかと考えたときに、インターネットを使えば、他者の脳と自分の脳がつながるかのように脳内で情報共有ができると考えたのだ。
上田氏はガイアックスを「興味がなければ来なくていい会社」だと話す。自由出社、自由参加の社風があり、興味のある人であれば外部からでも参加が可能である。事業はどんどん子会社化して、事業担当社員に株式を持たせる。子会社に対して本社は議決権を行使しない。自分の給料も自分で決め、副業も可能である。「意思決定を野生動物が大地を移動するような感覚でやっている」と自社を紹介する。