経営者が“弱さ”を認めることが効率的な経営に結びつく
次にラルー氏は、こう投げかけた。
多くの人や企業は、『リーダーたるもの、すべてのことを掌握し、弱みを見せてはならない』という従来型のリーダー像を持っています。しかし、お二人は、みんなに聞いて決め、弱さや知らないことを認めています。お二人はそうすることで、従来型のリーダーよりも幸せそうに見えますが、従来型のリーダー像から抜け出すことに対して、恐怖はなかったのでしょうか。また、そういったリーダーに変わることでどんなメリットがあったのでしょうか?
従来型の組織では、情報を持つ人が権力を持ち、経営層のみが持っている情報があった。しかし、ティール組織の場合、そういったリーダー像ではうまくいかない。