「作業の半分はロボットと」を実現する6つのプロジェクト
それでは、それぞれについて具体的な技術開発や施策はどうなっているのか。まず建築ロボット技術の開発について、6つのプロジェクトが紹介された。
「可搬型の溶接ロボット」
鉄骨接合部の現場溶接の自動化を進めるべく、工場などで利用されている「可搬型の溶接ロボット」を建設現場向けに改良中だ。同社のグループ会社である「鹿島クレス」が開発協力に参加し、操作や運用も担当するという。これまで人手では困難だった梁下フランジ部の上向き溶接をロボット化することにも成功した。これにより、従来の人手作業では必要だった梁ウェブ部の切り欠きを削減することが可能となり、構造上の問題を解決することができた。