今回の実証実験では、対象地域を走るトヨタのコネクティッドカーのワイパー稼働状況をマップに可視化し、実際の気象データと照らし合わせる。ワイパーの稼働状況は主に降水の有無と対応するため、ワイパーデータの活用により、一般的な雨雲レーダーでは捕捉できない降水状況の把握が期待できるという。実証実験では、ワイパーデータと気象データとの関係を詳細に分析し、降水のほかにも、ワイパーの稼働に影響を及ぼす現象を捉えることを目指す。
両社は、本共同研究を通して、気象データとコネクティッドカーから得られる車両データを「いざという時に役に立つ」情報として広く提供し、ドライバーのさらなる安全に寄与することを目指すとしている。