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藤幡正樹氏に聞く、21世紀の教養とは

21世紀の教養は“知識の組織化を行う”──言葉と知識偏重の時代を経て辿り着く、身体性の時代とは?

ゲスト:メディアアーティスト 藤幡 正樹氏【後編】

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アーティストの言語能力を超えた価値が求められ始めた、20世紀後半

藤幡正樹藤幡正樹氏
日本のメディア・アートのパイオニア。2016年にAR(拡張現実感技術)を用いた自身の作品を集めたアーカイブ本「anarchive °6」がパリで出版される。2018年には、45~70年代の香港に焦点をあて、ARを用いて過去の人物たちが現在の空間に重なるパブリックアート・プロジェクト「BeHere」を実現した。1996年、アルス・エレクトロニカ(リンツ、オーストリア)で日本人初のゴールデン・ニカ賞を受賞、その後も複数回受賞。2010年文化庁「芸術選奨」文部科学大臣賞を受賞、2016年に内閣府より紫綬褒章を受章。1989年から慶應義塾大学環境情報学部で教鞭を執り、1999年から東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授、2005年から同大学大学院映像研究科の設立に参加し2012年まで研究科長を勤める。2015年に自主退職。現在は東京藝術大学名誉教授。2017年はオーストリアのリンツ美術大学、2018年は香港バプティスト大学、2020年はロスアンゼルスのUCLAの客員教授としてアメリカに滞在中。

 20世紀のヨーロッパにおいて、作品を言葉で説明する能力は、アーティスト自身にも求められた。戦後、美術館が既存の作品を展示するだけでなく、アーティストを呼んで新たな作品を作らせるようになったとき、制作前の作品についてあらかじめ説明する必要が出てきたからだ。

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