試行錯誤の中でも「コントロール」すべきこと
『リーンスタートアップ』や『アントレプレナーの教科書』にも書かれているように、成功する新規事業には必ず「試行錯誤」が付いて回ります。前述したように、どんなアイデアも「部分的に正しく、部分的に間違っている」からです。間違っていた仮説を修正しながら、ビジネスとしての形を整え、確実にしていくプロセスです。
つまり、この試行錯誤が成功するには、初期アイデアの不確実性が下がっていることを確認し続けることがカギになります。これをやらないと、「試行錯誤」の名のもとに、ただ闇雲にうまくいくやり方を探る旅が始まってしまいます。迷子になって同じところをグルグルと、出口が見えないまま資金切れするパターンです。