新型コロナウイルスの感染拡大を機に既存ビジネスのデジタル化が一層求められる中、多くの企業は人材やスキル不足といった課題を抱えている。一方で、DXの取り組みが組織に定着しないという懸念から単なるアウトソーシング(外部委託)に二の足を踏む企業や、与件が明確化しておらず、DXの取り組みをどこから手を着ければよいか模索する企業も数多く存在する状況にある。
メンバーズは、これまでWebサイトを中心としたデジタルマーケティング支援サービス「EMC(エンゲージメント・マーケティング・センター)」を主力事業の1つとして展開し、デジタルマーケティング運営の知見を深めてきた。顧客企業の戦略理解や深いパートナーシップ、定量・定性分析を通じたPDCAの取り組み等の強みが評価され、多くの国内大手企業の支援を行っているのだという。
メンバーズは、顧客企業の経営方針や事業目標、製品・サービスの理解度が高いDXプロデューサー・クリエイターを提供し、社内業務のデジタル化やサービスのデジタル化等、マーケティング領域に限らないあらゆる領域のDX推進支援を国内大手企業向けに開始した。
メンバーズのDX推進支援は、単なる委託業務の遂行ではなく、あたかも「顧客企業の一員」として企業内の多様な課題解決を図り、デジタル変革を力強く推進。また種々のDX戦略が絵に描いた餅になることを防ぎ、新しいユーザー体験の創出や生産性の向上、LTV(顧客生涯価値)の向上等のビジネス成果を企業にもたらすことを目指している。この一環として、メンバーズはDX人材の社内育成をさらに促進し、2021年3月末までに100名規模の養成を目指すと述べている。