2026年3月9日、デジタルガレージグループの決済事業を担うDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、東芝テックおよびTDペイメントと連携し、新型決済端末「N750P/N750」を同年4月に発売する予定であると発表した。今回のリリースは、デジタルガレージグループが提唱する「Fintech × Intelligent Data」戦略のもと、対面領域における事業者の業務DX促進と顧客体験向上を意図している。
N750P/N750はNewland NPT製の端末で、DGFTとTDペイメントが日本市場向けに最適化した決済アプリケーションを実装。東芝テックのPOSシステムとの連携により、クレジットカードやQRコードなど複数のキャッシュレス手段に対応するマルチペイメントを実現する。デジタルガレージグループはこの端末提供を起点に、対面領域の店舗経営における効率化・顧客接点強化を目指し、新たな決済プラットフォーム基盤を構築する。

本新基盤では、東芝テックのPOSシステム連携による決済に加え、テーブルオーダーやデリバリーサービス、自社Pay、クーポン発行などの各種アプリケーション提供を今後順次進める計画だ。市場ニーズに応じて、決済機能の拡充とサービス領域の広がりを目指す。また、取扱端末ラインナップの拡大や共通サービス基盤の活用環境構築で、柔軟性と拡張性も追求する。
さらに、グループは対面決済の高度化だけでなく、決済データ活用によるCRM連携やアセット同士の連携にも取り組む意向を示している。パートナー企業との協業強化により、対面・非対面の決済がシームレスになる未来を見据え、AIの利活用も重視する姿勢を明らかにした。
本決済基盤の一部は、2026年3月3日から6日に東京ビッグサイトで開催された「リテールテックJAPAN 2026」で展示された。今後、実証実験を進めつつ、事業者向けサービスの詳細な発表も予定している。
DGフィナンシャルテクノロジーは、国内外110万超の拠点に対し多様な決済手段を提供してきた実績がある。今回の新端末を契機とした基盤拡充で、決済を単なる支払手段から価値創出型インフラへと進化させる。グループを挙げて、今後も事業者にとって利便性が高く、革新的な体験を提供する社会インフラを目指す方針だ。
【関連記事】
・デジタルガレージ、JCB・りそなHD・マイナウォレットと実店舗でのステーブルコイン決済実証を開始
・DGFTとauフィナンシャルサービス、次世代決済「NESTA」を本格稼働
・インフキュリオンの「Winvoice」、SORABITOの「あんしんカード払い by カリモ」に導入
