新規市場にリーチすることで既存事業を守るJD.com、オープン&クローズ戦略をとるGogoro
物流を自前で有することが特徴の、中国の大手EコマースであるJD.com(京東商城)は、知財を出店者の囲い込みにおいて活用している。Eコマースは競争が激しい。人気のあるブランドには、競合の他社Eコマースのオンラインショップには入らず、独占的に入ってほしいと考えるのは当然だ。
JD.comでは、出店ブランドが実店舗で顔認証支払いができるセルフレジの技術、画面越しにバーチャルで試着できる技術など、オンラインショップと実店舗を連携させる技術の知的財産を提供することで支援している。提供する技術は、自社での技術開発、競争力のある技術を積極的に外部から取り込んで知財として保有する。