シリコンバレーに送り込むのはエースをおいて他にない
──テクノロジーを理解するためには、テクノロジーの震源地であるシリコンバレーに足場を固める必要があると思いますが、山本さんから見て必要なことはなんだと思いますか。
山本:シリコンバレーで足場を固めるためには、各社がニューヨークやワシントンDCに置いているようなエースを送り込む以外にないと思います。シリコンバレーではニューヨーク以上に、日本企業の名前は通用しない。その分、一層ハードルが高いと言えるかもしれません。英語ができるのは当然として、欲を言えばアメリカのトップ大学の学位、さらにテクノロジーの知見も持っているような人材が望ましい。