企業との連携で実証実験が進む次世代モビリティ事業
石野:次に、次世代モビリティ事業について伺います。千葉市は2021年2月に、幕張新都心モビリティコンソーシアムを組成されたそうですが、このあたりの背景をお聞きしてもよろしいでしょうか。
髙橋:コンソーシアム設立以前から、電動キックボードや次世代型電動車いす、自動運転バスなどについて、単発で実証は進めていました。そうしたなかで、新たなモビリティサービスを実装するなら、しっかりした座組を組むべきだろうとの声が企業から挙がりました。そこで、イオンや千葉ロッテマリーンズ、幕張メッセをはじめとする幕張新都心に関連のある事業者や地元の交通事業者、自治会や大学等に声掛けし、「幕張新都心モビリティコンソーシアム」を設立しました。現時点で54の企業や団体で構成されています。