グロービス経営大学院から見た日本企業のDXとDX人材
蓮村:グロービス経営大学院の卒業生がいたるところで活躍し、DX推進に携わられていると思います。そうした優れた人材に、何か在学中の共通点は見られるのでしょうか。
柳田:DXを推進する上では、テクノロジーに関する最低限の素養があることは大前提ですが、最も重要なのは「問題設定能力」だと思います。そして、良い問い(問題)を設定するには「思考力」も必要ですし、変化を続ける世の中に対する「予測力」も必要です。思考力と知識・知恵をベースにした予測力の両輪をしっかり持っている人材は、DXに限らず会社の変革においてリーダーシップを発揮できるのではないでしょうか。