この覚書に基づき、JICAとソニーは、両者の知見およびソニーのR&Dセンターで開発・保有するセンシング等の技術を活用し、主に以下の項目について、連携・協働による活動を推進していく。
包括的業務連携・協力の主な内容
1.SDGs達成への貢献を目的とする実証研究
- JICAが支援する開発途上国において、環境破壊の未然防止や河川の氾濫、山火事などの災害の予兆検知、農業・畜産業の生産性向上などへの貢献を目的とする実証研究を、ソニーのセンシング技術等を活用して実施する。
2.社会課題解決に貢献するイノベーションの推進
- JICAが支援する開発途上国のスタートアップ企業などに対して、ソニーのセンシングデバイスで取得したデータを無料開放することでイノベーションを推進し、社会課題解決につなげる。
3.SDGsへの理解促進や開発途上国の人材育成
- JICAとソニーによるSDGsの啓発活動を進める。
- JICAが支援する留学生に対し、ソニーでのインターンシップの機会を提供する。
- JICAが支援する大学などに対し、ソニー社員による技術指導を実施する。