運搬作業を効率化する自律型AGV(無人搬送車)
自律型ロボットは、既にオフィス、空港、ホテル、大型小売店舗、ショッピングモール、公道など様々な場所で導入され始めており、今後も拡大が見込まれます。企業がこれから自律型ロボット市場へ優位に参入するためには、ロボットナビゲーションに注力する必要があります。現実世界で活動するロボットは、移動する障害物や人間との間に生じる相互作用にも対処できなければなりません。たとえば、走行中のロボットの前を人間が走って横切るという突発的な状況に対し、ロボットは適切な対処方法を判断できるでしょうか。人間が立ち止まる、ロボットが回避、あるいは停止する、など複数の対処方法の中から瞬間的にロボットがどのように判断し、どのような行動を取るのかを知ることは困難です。
このようなロボットの不確実性という課題に対し、米国のロボット企業のFetch Roboticsでは、AGV(無人搬送車)を使用して市販されている最新の自律型ナビゲーションをテストし、有効なロボットナビゲーションとシナリオの研究に取り組んでいます。