地道に獲得してきた支援者たち エンジニア採用に奔走
──しかし、今でこそ注目の的となっている御社ですが、まだエアモビリティという言葉がなかなか知られていなかった創業当時、資金調達などで苦労したこともあったのではないでしょうか?
福澤:正直、想定外の困難や大変さのようなものは、これまであまり感じたことがありません(笑)。というのも、この産業がまだ皆さんから知られていないことは承知の上でしたし、いきなり「空飛ぶクルマを開発します!」と叫んでも、「何だそれ」って反応で、はじめから理解を得られるとは思っていませんでした。ですから、協力してくださる方を探して、実証や開発が少しずつ進む度にまた新たな協力者が見つかって……というように、地道な前進を続けてきました。でも、新しいことを始めるっていうのはこういうことだと思うのです。だから、どれだけ大変でも、それが当たり前だと考えていました。