本ソリューションは、MOYAIのLED一体型ネットワークセンサー「IoTube(アイ・オー・チューブ)」に、ドコモの4Gネットワーク回線のSIMカードを組み込んだもの。ネットワークを通して収集した動画のリアルタイムな閲覧や、AIによる動画解析を短期間で実現するプラットフォームサービスだという。CTCは、データの保管やデバイスマネジメント、閲覧インターフェイスの開発に加えて、本プラットフォームのサービス運営を担うとしている。
また、IoTubeは、既存の蛍光灯と取り換えるだけで店内や車両内などの様子を撮影することができるため、電気・配線工事のコストが不要だという。さらに、本協業で開発するプラットフォームは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を用いて、動画データの確認やダウンロードを実施することが可能。加えて、マイク・スピーカー機能を利用すれば、緊急時に双方向の通話も可能だとしている。
たとえば、小売店に来店した顧客の属性分析や動線分析を行うことで、商品の仕入れや陳列、店舗設計などのマーケティングに本ソリューションを活用することが可能。また、各車両内の混雑度合いを把握し、乗客のモバイル端末に混雑状況をリアルタイムに配信することで、「3密」の回避にも貢献するという。
3社は今後、IoTセンサー技術を利用した機能のさらなる拡充を図り、企業のDXに貢献するとしている。