PwCコンサルティングは、メタバースを活用した、ビジネス変革におけるコンサルティング支援サービスの提供を12月22日より開始した。
同サービスでは、事業構想から新規事業のデザイン、マネタイズモデルの設計、データ活用、システム開発に至る具体化まで一貫して対応することで、デジタル・ディスラプション時代の企業経営の実現に貢献するという。
また、今後は同社でも、コンサルタント人材の育成、社内ナレッジの蓄積・活用をはじめ、コンサルティングサービスのバリューチェーン全体におけるメタバース活用を推進。従来のコンサルティングサービスをメタバース空間に再現するのではなく、伝統的なコンサルティングの在り方が抱える課題に対して、新しい解決策の方向性や、より付加価値あるモデルを世界に提示していくプログラムとして継続するとしている。
メタバースコンサルティングサービスの特徴
コア事業視点
経営戦略刷新や新規事業検討など、企業が経営上のコア事業において抱える課題を解決する手段としてメタバースに着目し、ソリューション提案を行うという。
- メタバースを活用した事業構想
- リアルでの物理的壁がなくなる中でのボーダレス・海外事業構想
- メタ・メタバース(複数のメタバース同士をつなぐような、メタバースのメタバース)の到来を前提とした事業
バリューチェーン視点
メタバース活用による付加価値や、新たな体験価値創出の可能性を検証。展示や広告の場におけるメタバース活用だけでなく、事業活動の最上流から支援するとしている。支援対象領域の例は以下。
- メタバースでの事業構想
- メタバースでの企画業務・商品/サービス開発
- メタバースでの顧客調査・アンケートに代替する調査メソッド構築
- メタバースでの顧客体験最大化および感動の醸成
- メタバースを活用したマーケティング
- メタバース環境の構築・リアルとの両空間を前提とした働き方構築
メタバース業界全体の視点
メタバースを活用した日本のビジネス界の活性化に向け、メタバース業界全体の動向を捉え、メタバース普及を阻む課題解決の視点で変革を支援するという。
- メタバース業界動向の調査
- 規制対応、法対応
- 知的財産の取り扱い